【小学生の勉強】習慣化できない理由や実践ステップ、ひとり親におすすめの方法も紹介
「早く宿題やりなさい!」「いつまでゲームしてるの!」
毎日繰り返されるこのやり取りに、疲れ果てていませんか?
親が言えば言うほど、子どもは勉強から遠ざかってしまうもの。子どもが勉強しない本当の理由は、本人の性格ややる気の問題ではなく、勉強するための仕組みが整っていないだけかもしれません。
この記事では、子どもが勉強を習慣化できない理由や、心理学に基づいた習慣化の手法などを紹介します。

我が家でも実際に効果があった方法を具体的にお伝えしますので、参考にしていただけるとうれしいです!
親はガミガミ言うストレスから解放され、子どもは自ら走る力を手に入れる……そんな親子でハッピーになれる仕組みづくりを、今日から始めてみませんか?
なぜ「勉強しなさい」と言っても子どもには響かないの?
子どもがいつまでもテレビを見たりゲームをしたりしていると、 「宿題やったの?」「早く勉強しなさい!」とつい大きな声を出してしまう親御さんも多いのではないでしょうか?
残念ながら「勉強しなさい」という言葉に、子どもを机に向かわせる効果はありません。
人間には、他人から指示されると無意識に反発したくなる「心理的リアクタンス」という性質があります。特に子どもにとって、親からの「勉強しなさい」という言葉は、自分の自由が奪われる攻撃のように感じられてしまうのです。
無理にやらせようとすればするほど、子どもにとって「勉強=苦痛なノルマ」になり、脳が勉強を拒絶するようになってしまいます。
子どもが勉強を習慣化できない3つの理由
子どもが勉強しないのは性格ややる気のせいと思われがちです。しかし本当の理由は、以下のような仕組み・環境にあります。
- 「何をすべきか」が具体的ではない
- 勉強を始めるまでの心理的ハードルが高すぎる
- 親の不在時間による孤独を感じている
特に、ひとり親家庭の場合、子どもは孤独感から学習意欲を失っているケースもあるようです。ここでは、子どもが勉強を習慣化できない理由について見ていきましょう。
「何をすべきか」が具体的ではない
子どもに「勉強しなさい」とだけ伝えても、子どもは何をしていいか具体的にイメージできていません。
- どの教材の、どのページをやるのか
- 何問解けば終わりなのか
これらが決まっていないと、脳は「勉強=面倒なこと」として処理を止めてしまいます。
やる気がないのではなく、スタート地点・ゴール地点がどこかわからなくて迷子になっている状態なのです。
勉強を始めるまでの心理的ハードルが高すぎる
勉強習慣がない子にとって、机に向かってノートを開き、鉛筆を握るという動作は、私たち大人が重い腰を上げてジムに行くのと同じくらいの大きなエネルギーを消費します。
- ランドセルから宿題を出すのが面倒
- 鉛筆を削るのが面倒
- キレイに書かないといけないのが面倒
- 間違えたら解きなおすのが面倒
このような小さな面倒くさいことの積み重ねが、巨大な壁となって立ちふさがっているイメージです。
習慣化できないのは「意志が弱いからではなく、勉強を始めるまでの工程が多すぎるから」と考えると対策が見えてきませんか?
親の不在時間による孤独を感じている
ひとり親家庭の場合、学校からの帰宅後、子どもがひとりで過ごす時間が長くなりがちです。
子どもにとって、勉強は「誰かに認められたい」「がんばりを見てほしい」という欲求とセットになっています。
「やっても誰も見てくれない」といった寂しさが背景にあると、ひとりで机に向かうことがツライことになってしまうのです。
【実践編】子どもの勉強習慣化3ステップ
原因がわかったところで、いよいよ具体的な解決策に入りましょう。
感情に振り回されるのではなく、ルールとして設定するのがポイントです!

我が家もこの3ステップを意識して勉強の習慣化に成功しているので、効果は期待できるはず!!挑戦してみてくださいね!
ステップ1:if-thenプランニングでルールを作る
「if-then(イフ・ゼン)プランニング」という、目標達成・習慣化の手法を知っていますか?「もし(A)をしたら、(B)をする」とあらかじめ決めておく手法です。ポイントは、すでに生活に定着しているルーティンに勉強を合体させること!
・学校から帰って、おやつを食べたら(if)→計算プリントを1枚やる(then)
・お風呂から上がったら(if)→漢字ドリルをやる(then)
「いつやるか」を迷わなくなると、脳がスムーズに実行モードに入れます。

我が家でもif-thenプランニングを活用しています!
特に朝は生活のルーティンが決まっているため、習慣化しやすいです。
夕方以降は帰宅時間がバラバラだったり予定があったりで決めにくい面もあるのですが、時間を決めるというより、流れを決めることでスムーズに動きやすくなりました!
・朝ごはんを食べて、歯を磨いたら→朝勉強を始める
・お風呂からあがったら→宿題をする
・髪を乾かし始めたら→小学生新聞を読む
ちなみにif-thenプランニングは、生活習慣を変えたい場合も有効です。

なっぴーは学校からのプリントをなかなか出してくれなかったので、
学校から帰って、手を洗ったら→学校のプリントをテーブルの上に出す
という流れを作りました。今は自分から出してくれるようになっています!
ステップ2:超スモールステップを設定する
なかなか勉強を始められない子の中には、一度始めたら最後までやらないといけないと考えている子が多くいます。「宿題をやり終えるには時間がかかるから面倒くさい……」と考えてしまい、最初の一歩が踏み出せない状態です。
習慣化するには極限までハードルを下げるのが大切です。
「0を1にする」というところが一番大変!親子ともにストレスを感じやすいので、とにかくハードルを下げて「1」を作り出すことを意識しましょう。
・ランドセルから連絡帳を出すだけ
・机の前に座って、筆箱を開けるだけ
・ノートに今日の日付を書くだけ

失敗するのが難しいくらいのレベルまで下げちゃいます!
ここまでできたら、なぜか勝手に勉強を始めたりするので不思議です。一度ペンを持つと、脳の作業興奮というスイッチが入り、そのまま数分間は勉強できるそうです!
少し勉強が習慣化してきて、親が安心しかけた時期にやってくるのが「今日はやりたくない病」。このとき、ハードルは下げてもいいけれど、同じ時間に同じ流れで行動するというところだけは譲らないようにしましょう。
机に向かうだけでもいい、1問だけでもいいから毎日続けるのがポイント。そうしているうちに、またできるようになります!

我が家では「0」にしないことだけを目標に朝勉強を続けてきました。
ぴいこは年長の10月から6年半以上、なっぴーは年少の8月から4年半以上、ほぼ毎日朝勉強を継続しています!
私が期待するような勉強をしなくてイライラした日もあったけれど、振り返ってみて思うのは、「0」にしないのが一番重要ということ。
「0」にしなければいつか絶対復活します!!(と信じています✨)
ステップ3:行動をほめる
私たち親はつい全問正解などの結果をほめたくなりますが、習慣化の初期段階では行動そのものを全力でほめることを意識してみてください。
・おやつが終わってすぐ机に行ったね、すごい!
・自分からプリントを出せたね、助かるよ!
・すごく集中してたね!
結果をほめられると、子どもは「次も100点を取らなきゃ」とプレッシャーを感じてしまいます。
しかし、机に行けたことやプリントを出せたことといった行動をほめられると、承認欲求が満たされ、「また明日もやろう」という前向きな気持ちになります。親が認めてくれたという安心感こそが、自ら動き出すエネルギーになり、好循環につながるのです。
ちなみに、親も毎日忙しいため完璧にほめるなんてできません。夕食を作りながらでも家事をしながらでも、子どもの行動に気づいたら「お、座ってるね!ナイス!」など一言かけてあげましょう。ちょっとした一言でもきっと子どもの心にしっかりと届いてくれます!
ひとり親家庭にはオンライン教材がおすすめ
行動をほめようと思っても、親が実際に家にいない場合、どうしてもリアルタイムで声をかけるのは難しくなります。そこで活用したいのが、学習内容を親子で共有できるオンライン教材です。
タブレット教材などの多くは、子どもが学習を終えると「算数第1回目の授業をがんばりました」「漢字問題を10問クリアしました」のような通知が親のスマホへ届いたり、進捗をオンラインで確認できたりします。このようなサポート機能があれば、親が不在でも子どものがんばりをリアルタイムで知ることが可能です。
「何をやったか」が可視化されると、帰宅後の会話が変わります。「今日は勉強したの?」という疑いから入る声かけではなく、「さっきスマホに通知来たよ!算数がんばったね」のような事実を認める声かけに変化するのです。
子どもにとっては、「ママは離れていても自分のことを見てくれている」という安心感につながります。また、通知が来た瞬間に「すごいじゃん!」とスタンプひとつ送るだけでも、子どもにとってはうれしいことでしょう!
我が家がやっていた「東進オンライン学校小学部」「Z会タブレットコース」は、いずれも子どものがんばりをオンラインで確認できるサービスです。
基礎的なことから着実に学びたい子には「東進オンライン学校小学部」がおすすめ!
東進オンライン学校小学部
以下の記事に、東進オンライン学校の一押しポイントや体験談をまとめているので、ぜひご覧ください。

プログラミングや英語まで網羅的に学びたい子には「Z会タブレットコース」がおすすめです。
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Z会の通信教育 小学生コース
子どもの勉強が習慣化するとどんないいことがある?
勉強の習慣化、初期段階はけっこう大変です。

振り返ってみても、親の忍耐が鍛えられたなと痛感しています…
けれど、習慣化ができれば親にも子にもとてもいい影響があります。ここからは、勉強の習慣化で得られる「いいこと」を紹介します。
子どもの自己肯定感が高まる
「言われなくてもできた」という経験は、子どもにとって大きな自信になります。「自分はできる子なんだ」という感覚は、勉強以外のスポーツや習い事、友人関係にもポジティブな影響を与え、打たれ強い心を育てます。
自走する力が将来の武器になる
誰かに言われてやるのではなく、自分で決めたルールを守る力(自律性)は、大人になってからも必要とされるスキルです。中学・高校と進学し、親の手を離れたときでも、自分で自分の人生を切り拓いていけるでしょう。
勉強が習慣化し自走する力がつけば、塾に行かなくても好成績を取れるようになります。結果的に、お金をかけなくても子どもの将来の選択肢を広げることにつながるでしょう。
以下の記事では、塾なしで成績を上げるための戦略についてお伝えしています。あわせてチェックしてみてください。

親の精神的な自由が手に入る
親のストレスが減ることもメリットのひとつです。「宿題やったの?」と確認し、やらせるために気を揉むエネルギーを、自分を癒やす時間や子どもと笑い合う時間に変えられます。

子どものサポートをする中で、子どもを「ひとりの人」として尊重できるようになった気がします。
「子どもには子どもの考えがある♪任せよう!」と一歩ひいたところから見守れるようになり、やきもきすることが減りました!
勉強の習慣化は仕組みから!子どもと一緒にルールを考えよう
勉強の習慣化は、単なる成績アップのためだけではなく、子どもが「自分で自分を動かせる力」を手に入れるためのプロセスです。
最初は親の忍耐も必要ですが、一度仕組みが回れば親子のバトルは減り、笑顔で過ごせる時間が増えていくことでしょう。
まずは今日から、お子さんと一緒にif-thenプランニングでルールを決めるところから始めてみてくださいね!
