家庭学習、何をすればいいの?今日から試せるヒントと心が楽になる考え方
「家でも勉強させなきゃとは思うけれど、何をさせたらいいの?」と悩んでいませんか?
「宿題やったの?」「あとでやる!」毎日この繰り返しで、つい声を荒らげて自己嫌悪……。
そんな経験をしたことのある親御さんも多いのではないでしょうか?
「田舎にいても、シングルマザーでも……子どもにはしっかりした教育を受けさせたい!」と願うからこそ、うまくいかない現状に焦ったりイライラしたりしてしまうものです。
でも、大丈夫!家庭学習は難しく考えなくていいんです!
今回は、親子で疲れ果てないための家庭学習のヒントと、ママの心がフッと軽くなる考え方をお届けします。
【大前提】家庭学習は難しく考えなくていい!

家庭学習と聞くと、親が横について教えたり…高い教材を買いそろえたり…毎日何時間も机に向かわせたり……そんなハードルの高いイメージを持っていませんか?
まずはその「こうあるべき」という重荷を下ろしましょう。家庭学習はもっとシンプルでもっと自由なものです。
一番の勘違いは、親が勉強を教えなければならないという思い込みです。教えようとすると、どうしても「なんでできないの!」とイライラが募り、親子関係までギスギスしてしまいます。
親の役割は、教えることではなく環境を整えること。子どもが解いた問題を見て「へぇ、こんな解き方をするんだね」「これ正解!すごいね」ととなりで笑っているだけでも十分です!
また、家庭学習を継続するには、完璧を目指さないゆるさもポイントです。毎日決まった量を完璧にこなそうとすると、親も子もいつか息切れします。

「今日は疲れているからちょっとだけ」「やる気が出ないから1ページだけ」そんな日があっても問題ありません!
「ゼロにしなければOK」くらいのゆるい気持ちで構えることが、結果的に長く楽しく家庭学習を続ける近道になります。
以下の記事では、シングルマザーの方に向けて、子どもの自宅学習に関する悩みを解決するヒントを紹介しています。

家庭学習、何をすればいい?迷ったときのヒント3選

「結局、何をさせれば正解なの?」という問いへの結論、実は「なんでもいい」です。子どもが興味を持てるものなら、どんな形でも学びになります。
とはいえ、それでは何のヒントにもならないので、ここでは迷ったときのヒントを3つご紹介します。
- 学校の宿題で家庭学習を習慣にする
- 計算・漢字のドリルで達成感を味わう
- 子どもの興味を深める
難しく考えず、まずは「これならできるかも!」と思えるものからお子さまに提案してみてくださいね。
学校の宿題で家庭学習を習慣にする
家庭学習で何をするか迷ったら、まずは宿題をペースメーカーにしてみましょう。
宿題は毎日出されることが多いため習慣化しやすいです。しかも終わりが見えているので子どもも取り組みやすいでしょう。
宿題さえ終われば「今日の勉強はOK!」と親御さんも心に余裕が持てるようになります。
計算・漢字のドリルで達成感を味わう
宿題にプラスして何かやりたい場合は、計算ドリルや漢字ドリルといったサクサク進められるものがおすすめです。やるべきことが明確で、短時間で達成感を味わえるのが魅力です。
また計算や漢字はいろいろな勉強の基礎になることなので、今後の学びの土台作りという意味でも役立ちます。

計算や漢字は短時間で取り組めるので、朝学習にもぴったり!毎朝10問やってから登校するなどと決めると、習慣化しやすいです。
子どもの興味を深める
じっくりと考えるのが好きな子には、迷路やパズルなども良い刺激になります。人と関わるのが好きな子は、おしゃべりやしりとりなどもよいでしょう。
机に向かうだけが勉強ではありません。自分が集中できることに没頭したり、親子のコミュニケーションを通して考えを深めたりするのもステキな家庭学習です。
じっくりと考えるのが好きな子には「宮本算数教室の教材 賢くなるパズルシリーズ」がおすすめです。
たくさんのシリーズがあり、難易度も細かく分かれているので、気に入るものが見つかるはず!
我が家でとくに人気があったのが以下の2つです。
そのほかのラインナップはこちら↓からご確認ください。
▶学研「宮本算数教室の教材 賢くなるパズル」
これで家庭学習を継続できる!2つのコツ

家庭学習を継続するにはちょっとしたコツがあります。
ここでは以下の2点を紹介します!
- 家庭学習の目的を明らかにする
- 勉強のハードルを下げる
家庭学習の目的を明らかにする
親が「家庭学習をやらせよう!」と意気込んでも、子どもはなかなか動いてくれません。「周りがやっているから」「やらせないと不安だから」と焦る前に、まずは「なぜ子どもに家庭学習をさせたいのか?」という目的を一度整理してみましょう。
もちろん正解はありません。
- 将来の受験を見据えて基礎学力をつけさせたい
- 学校の勉強がわからなくならないように宿題を毎日やらせたい
- 勉強習慣をつけさせたい
など、どんな目的でも構いません。
親が家庭学習の目的を明らかにできるとメリットがたくさんあります!
ママ友やSNSなどからいろいろな情報を入手できる今の時代、親の方針が明確でないと、あれもこれもと手を出したくなります。
また、親に軸がないとどれだけやらせても「何かがたりない……」という思いにかられ、子どもへの要求が高くなったり勝手にイライラしたりしてしまうことも……。
そうなると子どもも反抗的になり、思うように家庭学習がすすみません。
目的がはっきりすれば、あれもこれもと手を出しすぎるのを防げます。
たとえば勉強習慣をつけることを目的とするなら、字が汚くても「取り組んだ」ということがゴールになるので、おおらかな気持ちで子どもの行動を認められるようになるでしょう。
もし子どもが動いてくれない場合でも、目的が決まっていたらどのように声掛けをするかのヒントになります。
たとえば、宿題を毎日やるということを目的としてるのに子どもが宿題になかなか取り掛からないとき、宿題をやるという前提で声をかけることができます。
「宿題いつからはじめるの?」「どの宿題からやる?」など、宿題をやることを前提に子どもに選ばせる声かけをすることでやらされ感が減り、子どもも行動にうつしやすくなるでしょう。
また宿題が終わっていれば、何をやっていても「まいっか!」と思えるようになり、親の心も落ち着きます。

私の場合は、「学習習慣を身につけること」を一番の目的にしています。将来、親が口出ししなくても自分から取り組めるようになってほしいからです。
そう決めると、今は内容や量は二の次。毎日同じ時間に机に向かっていれば「今日はこれでOK!」と気楽に構えられるようになりました!
勉強のハードルを下げる
子どもが「それくらいならやってもいいよ」と思えるくらい、ハードルを下げてみましょう。
時間を設定するのであれば、「机に向かうのは1日5分だけ」「寝る前の5分だけ読書」など、短時間からスタートします。時間になったら途中でも切り上げる!物足りないくらいで終わるのが、明日への意欲をつなぐコツです。
また勉強にゲーム要素を加えると、取り組むハードルが下がります。
たとえば、クイズ形式にしたり効果音アプリを活用したりのもひとつの方法です。
「1番:正解、2番:ちょっと迷いそうな答え、3番:おもしろ回答」のように、選択肢に笑いを盛り込むのがおすすめ!
「3番は絶対ない!!」とわかるので、間違えを嫌がる子どもでも答えてくれます。

息子・なっぴーは効果音アプリに大ハマり!正解したときにスマホの「ピンポーン!」という効果音を鳴らすだけで、クイズ番組のような特別感が出て、テンション爆上がりです!
いろいろな種類の無料アプリがあるので、試してみてください^^
ゲーム要素を入れるといっても「なかなか思いつかないよ~」という人も多いかなと思います。
そんなときは、まず子どもをしっかりと観察してみるのがポイントです。子どもがどんなことを好むのか、どんなことを嫌がるのかを理解できれば、ヒントになります!

息子・なっぴーは間違えると怒ります。
なのでクイズ形式で問うときも、顔色を見ながら少し易しめの難易度になるように選択肢を調整します。
「楽しく学ぶ」ということを目的にしているので…今のところはこれでいいかなと思っています!

息子・なっぴーは戦いがすき!なので、漢字ドリルに取り組むときに漢字同士を戦わせるごっこをしたりします。
「お!1番さん早い!2番さんのほうがもっと早いけど、1番さんのほうがキレイ!!」といった感じです(笑)。
このへんのワールドは子どもによって異なるので、お子さんが好きな世界観で楽しくやってみてくださいね!
子どもの家庭学習を支える親の心構え2選

家庭学習は継続することが大切です。
とくに私が重要だなと感じているのは以下の2つです。
- 子どもは子どもと思う
- 経済的に無理しない
子どもは子どもと思う
子どもの家庭学習を見ていて、イライラすることってたくさんありますよね…。そんなときは「親子であっても別の人間♪」と割り切ることが大切です。
別の人間なので、子どもが親の思うとおりに動くわけありません。

「なんでできないの!」とイライラが爆発しそうになったら、「子どもの人生、私には関係な〜い♪」と心の中で唱えて、少し突き放して考えてみるのもひとつの手です。
またイライラしてくるのは、実は「これくらいできて当然」という期待が大きすぎるサインかもしれません。自分の中で子どもに対する期待が大きくなりすぎていないか、客観的に眺める意識を持ってみましょう。
経済的に無理しない
経済的に無理をすると、子どもが思うように動かないときに親のイライラが募りやすくなります。

「これだけお金を払っているんだから、ちゃんとやってよ!」と、思ってしまいますよね…
教育は長い道のりです。無理をして短期間で挫折してしまうより、細く長く続けられる環境を作るほうが、子どもの学びにはプラスになります。
「せっかく買ったのに」という親のプレッシャーは、子どものやる気を削いでしまう原因にもなりかねません。
今の時代、高額な教材に頼らなくても学べる手段はたくさんあります!
・図書館
・博物館・科学館などの無料イベント
・無料アプリ
・無料プリント などなど
親御さんがゆとりを持って見守れる範囲で賢くツールを活用していくのが、家庭学習を継続する秘訣です!
以下の記事では、お金をかけない学習法について紹介しています。経済的に無理しない家庭学習のヒントにしてください!

【我が家流】家庭学習の軸の考え方|机に向かうだけが勉強じゃない!

「学校で勉強する時間はみんな同じなのに、どうして成績に差が出るんだろう?」と考えたことはありませんか?
この疑問に私なりに2つの仮説を立てました。
- 学びへのモチベーションが違う: 興味があるから、同じ1時間でも吸収力が違うのかも?
- 机に向かっていない時間も学んでいる: 日常のすべてが学びにつながっているのかも?
この仮説が正しいか正しくないかはわかりませんが、これらをもとに我が家では「遊びと勉強の境目をなくすこと」を家庭学習の柱にしています。
ここからは、遊びと勉強の境目をなくすために我が家が取り入れていることを紹ご介します!
- 1文ずつ交互に文を作ってそれらをつなげ、お話を作る
- 読み聞かせ中にわざと内容を間違えたり、反対語に変えたりする
- 国語辞典を使ってOKなしりとり遊び
幼児~小学校低学年におすすめの国語辞典がこちら↓
カラーで絵もたくさん!読み物としても楽しいです!
我が家で大人気のボードゲームを紹介します!
- ウボンゴ・アルゴ・ブロックス:論理的思考や図形認識力を鍛える
- 立体四目・将棋:空間認識能力や先を読む力を鍛える
- 日本旅行すごろく:遊びながら都道府県や地域の特産物に触れる
- アトムモンスター・カンジモンスターズ・マネーモンスター:対戦型カードゲームで、遊びながら化学や漢字・お金の知識が身につく
- 調味料を2:1で混ぜる:比や割合の理解につながる
- 重さやかさを量る:単位換算や量の概念に触れられる
- レシピの順序を覚えて作業する:ワーキングメモリを鍛える
- 外で不思議なものを見つけたら「Googleレンズ」で検索する
- 壁に地図を貼り、地名が出てきたらすぐに確認する
定番ですがお風呂ポスターはおすすめです!
- 図鑑や辞書は手が届く場所に置いておく
図鑑は小学館のものがお気に入りです!
- 野球観戦後→活躍した選手の名前を漢字で書いてみる
- 動物園に行った後→動物の真似をして遊ぶ
本来勉強は楽しいもの。新しいことを知るってワクワクします。
でもなぜかだんだんと「勉強=我慢してやるもの」となってしまいますよね…。
勉強は机の前でやるものではなく、体験や生活に結びついている。そう考えることができれば今よりもっと学びを楽しんでくれるのではないかと考えています!
よくあるお悩みQ&A
Q. 子どものやる気がまったくない…どうしたらいい?
A. 無理に机に向かわせるのは逆効果。ハードルを下げるか、声かけの工夫が◎!
やる気がない子を無理やり座らせても、勉強が嫌いになるだけ。
そんなときは、以下の3つのアプローチを試してみてください。
タスクを「これ以上小さくできない」ところまで分解する
「1文字だけ書こう」「ノートを開くだけでOK」と、タスクを最小限にします。
「それくらいなら…」と腰を上げさせることが、やる気のエンジンを回すコツです。
1文字だけ書いてやめるならそれでOKとしてしまいましょう!
「勉強したくなる」プラスの声をかける
「勉強できるってかっこいいよね」「勉強してる姿、すごく素敵だったよ」など、「勉強=かっこいい」と思える声掛けは効果的!
小さい頃からことある事にいい続けるのがおすすめです。子ども自身のプライドをくすぐり、自尊心を高めることで意欲を引き出しましょう。
あえて「今日はもう勉強しちゃダメ!」と禁止する
意外と効くのがこれです!「今日はもうおしまい!これ以上やっちゃダメだよ」と禁止されると、天邪鬼な心に火がついて「えー、やりたい!」と自分から言い出すことがあります。
子どもの性格によるので、お子さまの様子を見て使ってみてくださいね!
とはいえ、個人的にはやる気がないときに無理をさせる必要はないと考えています。
まずは親子で図鑑を眺めたりおしゃべりをしたりお出かけをしたりして、「知ることって楽しい!」と思わせる働きかけからしてみてはいかがでしょうか。
Q. 子どもの態度にイライラしてしまう
A. 「私は私、子どもは子ども」と割り切る
一見すると冷たく感じるかもしれませんが、子どもは別の人間だと割り切るとイライラが落ち着きやすくなるように感じます。
子どもは親の思い通りには動きません。思い通りに動かそうとすること自体が無理なのです。

割り切って考えることで、親のほうも自分の精神状態を保てます!
割り切ったうえで、子どもに家庭学習をさせたい目的を振り返ってみましょう。
その目的を達成させるために必要なことであれば声かけなどのアクションは必要だと思いますが、それほどでもなければしばらく様子を見るというスタンスでも問題ないかなと思います。
親の思い通りに家庭学習は進まない、すぐに身につくものではない、ということを念頭に、長い目で見ることが大切です!
家庭学習の内容は人それぞれ!わが子に合う学びのポイントを見つけよう
「子どもには、しっかりした教育を受けさせてあげたい」
その一途な思いがあるからこそ、うまくいかない現状にイライラしたり、自分を責めてしまったりしてしまいます。
でも、家庭学習の正解は「机に向かうこと」だけではありません。
完璧を目指さなくて大丈夫!周りと同じように進まなくても大丈夫!
ママが笑顔で「へぇ、面白いね!」と言える環境こそが、お子さんの好奇心を育む一番のポイントになります。
田舎にいても、忙しくても、お金をかけなくても、学びのチャンスは日常に溢れています。
肩の力を抜いて、お子さんと一緒に「ワクワク」を見つける毎日を歩んでいきましょう!
